本日2023年6月12日（月）時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は3,590,000円前後（時価総額：約69.82兆円）です。
昨日の同時刻帯と比べて10,000円高い水準です。
ビットコインは、概ね25,800ドル付近での小幅な値動きに終始しています。
本日の記事では、米Ark InvestがSECによる提訴後にコインベース株を追加購入した事に関する話題や、香港議員がコインベースなど仮想通貨事業者による香港進出を支援する意向を表明したことに関する話題を取り上げたいと思います。
【１】米Ark Invest、SECの提訴後にコインベース株を追加購入
米資産運用会社「Ark Investment Management」は、仮想通貨取引所大手「コインベース」株2,160万ドル（約30.1億円）相当を追加購入していたことを取引開示により明らかにしました。
同社がコインベース株を追加購入したのは、コインベースが米証券取引委員会（SEC）に提訴された6日となります。当時株価は終値で11.4％下落していました。
Ark Investmentは、コインベース株の保有者として第4位を占めています。
同社は今年3月にシルバーゲート銀行の破綻を受けてコインベース株が8％下落した際にも2,000万ドル（約27.8億円）相当を購入するなど、コインベース株の下落局面で追加購入を実施しています。
同社の創設者兼CEOを務めるキャシー・ウッド氏は8日、ブルームバーグのインタビューに応じ、今回の訴訟について、最終的にコインベースを利する結果になるとの見方を示しました。
同氏は、コインベースと共に提訴された仮想通貨取引所大手「バイナンス」について、コインベースと比べて詐欺など「より犯罪的内容」と述べ、コインベースにとって長期的には「ライバルがいなくなる」状況となることを良いことと分析しています。
また、同氏はビットコイン（BTC）について、「世界経済の不透明さが増し、ボラティリティが高まる中では、ビットコインに対する信頼が増すことになる。ビットコインは従来の金融システムにおける、カウンターバーティリスクに対する防御手段となる」とコメントするなどビットコインに対する強気の姿勢を見せています。
【２】香港議員、コインベース等仮想通貨事業者に香港進出への支持を表明
香港特別行政区立法会のジョニー・エン議員は、米証券取引委員会（SEC）に提訴された仮想通貨取引所大手「バイナンス」や「コインベース」など主要な仮想通貨関連企業に対して、株式上場を含む香港進出への支持と協力を表明しました。
西洋諸国が仮想通貨に対して慎重な姿勢を示す中、2023年1月、香港財務長のポール・チャン氏が、仮想通貨とフィンテックの強固なエコシステムを築くことへの政府の決意を表明し、仮想通貨産業の育成に向けて、今月より新たな仮想通貨取引所規制を施行し、個人投資家への取引の開放やライセンス制の導入などを実施し、投資家保護を徹底することを表明しています。
ジョニー・エン氏は、「コインベース を含むすべてのグローバルな仮想通貨取引業者を香港に招き、公式取引プラットフォームの申請とさらなる開発計画を行う」など事業者を歓迎する意向を示し、香港が仮想通貨業界のデジタルハブとなることへの意思を表明しました。
また、香港金融管理局（HKMA）は最近、リテール型中央銀行デジタル通貨（CBDC）導入に向けた基盤を築く計画を今月9日に明らかにし、日常取引の決済手段としてのCBDCの利点を調査し、顧客が仮想通貨取引所へのアクセスを容易にすることを目指すと語っています。
本日、こちらからは以上です。
