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BTC価格上昇の背景には各国の通貨安も=米ARKインベストメントCEO|ビットコインETFの3月の取引高が前月の3倍、足元では流出超過も

本日2024年4月5日(金)時点のビットコイン情報をお届けします。
13時頃のビットコイン価格は10,250,000円前後(時価総額:約201.90兆円)です。

昨日の同時刻帯と比べて300,000円高い水準です。
ビットコインは、日本時間5日午前3時過ぎにかけて69,300ドル付近へと上昇しました。現時点では67,800ドル付近に落ち着いています。

本日の記事では、米ARKインベストメントのウッドCEOが、BTC価格上昇の背景として各国の通貨安を指摘したことに関する話題や、3月のビットコインETF取引高が2月の3倍へと拡大したことに関する話題を取り上げたいと思います。

【1】BTC価格上昇の背景には各国の通貨安も=米ARKインベストメントCEO

米資産運用会社「ARK Investment」を率いるキャシー・ウッドCEOは、ビットコイン(BTC)価格上昇の背景として、世界各国での通貨安を指摘しました。

ウッドCEOは3日、CNBCで放送されている経済ニュース番組「Squawk Box」に出演し、ビットコイン価格の上昇について、米国で1月から取引を開始した現物型ビットコインETFの影響と共に、ナイジェリアやエジプト、アルゼンチンを例に挙げ、世界各国における通貨安の影響を原因の一つとして指摘しました。

同氏は、「こういった国では通貨安や、購買力と富の減少に対するヘッジとしてビットコインが買われている」と指摘。さらに、「政権の堕落、質の低い財政・金融政策が実行された際の保険としてビットコインは機能している」と発言しました。また、「昨年、米国の銀行が続けて破綻した際にビットコイン価格は40%上昇した。ビットコインにはカウンターパーティリスクがない」とも語っています。

なお、ウッドCEOは、ビットコイン価格の見通しについて、ビットコインETFの承認を受けて機関投資家らのマネーの流入が活発化する可能性を根拠として、基本的なシナリオとしては2030年までに1BTC=60万ドル(約9,060万円)の水準まで上昇し、強気のシナリオでは同年までに150万ドル(約2億2,650万円)まで上昇する可能性があるとの見方を示しています。

coinpost.jp

【2】ビットコインETFの3月の取引高が前月の3倍、足元では流出超過も

3月の現物型ビットコインETF取引高が、前月から約3倍へと急増したことが明らかとなりました。

英ブルームバーグのETFアナリストのエリック・バルチュナス氏は、ビットコインETFの取引高が3月に1,110億ドル(約16.7兆円)となり2月の422億ドル(約6.3兆円)から大幅に増加。好調なパフォーマンスはETFへの関心の高まりを示していると話しています。

しかし足元では今月1日、米資産運用会社「ブラックロック」のIBITが1億6,590万ドル(約250.5億円)の流入、フィデリティのFBTCが4,400万ドル(約66.4億円)の流入を記録したものの、グレースケール・ビットコイン・トラスト(GBTC)の流出額は3億260万ドル(約457億円)を記録。さらに、ARKインベスト21シェアーズETFのARKBは取引開始以来初となる30万ドル(約4,530万円)の流出に転じるなど、ETF会社10社を総計した資金フローで純流出額は8,600万ドル(約129.8億円)となりました。

GBTCからは、管理手数料が1.5%と他のETF取扱業者と比べ高額であることや現物型ETF転換前からの償還需要、破綻した米仮想通貨取引所「FTX」や米仮想通貨融資サービス「ジェネシス」によるGBTC売却などの要因により、資金流出が続いているものの、英ブルームバーグのバルチュナス氏は、ジェネシスによる売却が過ぎれば大規模な流出は収まるだろうとの見方を示していました。

なお、日次取引高でも3月5日に99億3,000万ドルを記録したことを境に、次第に減少しており、4月1日の取引高は30億3,000万ドルとなっています。

jp.cointelegraph.com

本日、こちらからは以上です。

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